2023年07月07日

感染症情報(2023年(令和5年)第26週)
2023年6月26日 ~ 2023年7月2日

●全数把握感染症
 結核1例、潜在性結核感染症1例、腸管出血性大腸菌感染症1例、レジオネラ症1例、侵襲性髄膜炎菌感染症1例、梅毒2例の届出がありました。

●定点把握感染症
 ヘルパンギーナが定点あたり7.85人で前週比約2倍となり、流行警報レベルの基準値(定点あたり6.0人)を超えました。
発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴としたウイルス性の咽頭炎で、乳幼児を中心として主に夏季に流行します。
患者の咳やくしゃみ、便などにウイルスが含まれており、飛沫感染やウイルスが付着した手や物を介した接触感染・経口感染により感染します。
トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には石鹸・流水による手洗いを励行し、タオルの共用を避ける、症状がある場合の咳エチケットなど、感染予防に努めましょう。
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は定点あたり5.91人で先週より増加しました。
 日頃から体温や健康状態のセルフチェックをしていただくとともに、適切なマスクの脱着、手指消毒、換気などの基本的な感染対策を心がけましょう。

【長野県感染症情報より参照】
(2023年(令和5年)7月5日)