2020年（令和2年）第26 週　～手足口病、ヘルパンギーナ～

感染症情報　2020年（令和2年）第26週（2020年6月22日 ～ 2020年6月28日）

●全数把握感染症
　レジオネラ症6例の届出がありました。
レジオネラ症の原因菌、自然環境中（土 壌、淡水等）に広く生育しています。人工的な水循環設備（循環式浴槽、冷却塔、給 湯設備等）の中に侵入、繁殖し、そこから排出されたエアロゾルを吸入することで感 染します。
高齢者や他の疾患（糖尿病、慢性呼吸器疾患等）により免疫機能の低下している人、肺炎を起こすリスクが高く、特に留意する必要があります。

●定点把握感染症
　手足口病やヘルパンギーナ例年、夏に流行する疾患です。
患者のせきやくしゃみ、便の中に含まれるウイルスが手などを介して感染します。
石けんと流水による 手洗いを行い、タオルの共有避けましょう。
県内、全国とも届出数例年に比べ少ない状況ですが、今後の動向に注意が必要です。

【長野県感染症情報より参照】
（2020年（令和2年）7月1日）